ギリギリ今月に一記事。
かの有名な夢の国TDLではありません。言葉はしらなくても絶対知ってると思います。トップレベルドメインといって.comや.jpなど一番右の部分ですね。
いま一般で出回っているブラウザで表示することのできるTLDはJPNICいわく申請に二千万円近くかかり、更新は毎年数百万かるらしいです… 正しくはかかっていた? 2016年が最後の募集になっていて、近年一般で取得したという情報がありません。
ど高いのでちまたではほぼ出回ってないです。でも実は日本企業のTLDもいくつかあります。例えばhttps://nic.sony/、さすがです。他にも大企業がちょくちょく持っているので調べると面白いかもしれません。
そんな中、2020年ころに突如Namebaseが登場し、当時の余剰TLDを誰でも発行できるようにしました。こうなってしまってはICANNも無視できないので、今後TLDの発行がICANNの一存で行われることはないでしょう。むしろ2016年以降募集がなくなってしまったのはNamebaseのせいだろうことは予想がつきます。
Namebaseの誕生にはWeb3が大きくかかわっています。ブロックチェーンの技術が一般化されたいま、現状のドメイン管理に一石どころか、いきなり岩を投げました。
ブロックチェーン上に記録された情報なら安心して信用できる内容だということはすでに周知されていますね。
その信用できる場所をドメイン情報の記録場所に使えば、ICANNなどが管理・保証しなくても大丈夫なので、自由にTLDも発行できるじゃない! ということです。
Namebase誕生以降、実際にうまく機能していて、むしろまだブラウザが追い付いていない状態です。
ブラウザがどのように追従していくかが楽しみなところですね。普及している今のWeb2TLD用のブラウザが慎重なのでWeb3TLD用は別途ブラウザが出てきてきっぱり別れてしまうような雰囲気です。しかし、近い将来統合されるでしょう。
Namebaseの最高にカッコいい部分を紹介すると、TLD発行時の落札価格は誰の儲けにもならないところです。どんな大金だろうが捨てられます。仮想通貨の言葉でいうとバーンされます。誰かが所有する前のドメインは誰のものでもないという当たり前のことを具現化しました。新規発行や管理放棄されたドメインの再発行は誰かの儲けになってはいけないという信念がカッコいいですね。
もちろん、誰かが所有したあとは持ち主の自由です。再販やセカンドレベルドメインの販売で儲けても問題ありません。
自分のドメインがいくら産み出すかは所有者のブランディング次第ですね。
ちなみに、おそらく日本初、世界でも少ない、例えば.ethなどがしているようなサービスをJPUも開始しました。
https://nic.jpu.jp/により、あなたのサイトをjpu.jp内で表示や転送できます。
jpu/トップレベルドメインを取得しているので、***.jpu.jpの***を.jpuのセカンドレベルドメインとして今のところ取得、更新料ともに無料で発行しています。
そして、独自でNamebaseのTLDを取得したい方、お手伝いや相談受け付けてます。
広めたいので実費くらいしかもらっていません。お気軽にご連絡ください。
この先競り合いが厳しくなると思うので、早めに取得だけでもいかがですか?
ただ、価値の変動があるので大金をつぎ込むことは絶対にやめた方が良いです! よほどこだわりない限り、まだほとんどのドメインがタダ同然なので大金をつぎ込むことはありえないですけどね。
まぁ、このマニアックな日記見ているあなたは友人みたいなもんなので問題ないです!
ほなまた!!
2022/11/30
--------------------------------